一般社団法人 F・マリノススポーツクラブ
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企業版ふるさと納税による循環型社会推進施策「SHIBA-Up」で市内グラウンド等から収集された約70kgの人工芝片が500個のマーカーコーンに!海洋プラスチックごみに関する特別授業及びマーカーコーン贈呈式が行われました。

一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(代表理事:宮本功)は、ホームタウンである横須賀市(市長:上地克明)とタッグを組み、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」の仕組みを活用した横須賀市の循環型社会推進施策として、サッカーグラウンドなどで使用されている人工芝片を新しいスポーツ用品にアップサイクルする事業「SHIBA-Up(シバップ)」を2022年10月より推進してまいりました。この度、収集された約70Kgの人工芝片が500個の「マーカーコーン」に生まれ変わり、横須賀市内の全小学校及び養護学校・ろう学校に寄贈いたしますのでお知らせいたします。
 3月9日(木)には横須賀市立久里浜小学校にて生成されたマーカーコーンの贈呈式及び6年生全クラスを対象とした海洋プラスチックごみに関する特別授業が行われ、子ども達も生成されたマーカーコーンや特別授業に興味津々でした。

■海洋プラスチックごみ対策アクション「SHIBA-Up(シバップ)」とは
昨今深刻化している海洋ごみ、特にマイクロプラスチックにおいて、人工芝など陸由来のごみが占めていると言われています。(※) 本事業は、そのままでは海に流出し海洋プラスチックごみとなってしまう人工芝片を横須賀市内のグラウンド等で拾い集め、集めた人工芝片からスポーツの現場等で活用できるマーカーコーンなどを新たに生成する事業です。人工芝サッカーグラウンドで多くの活動を行っているF・マリノススポーツクラブと、「海洋都市横須賀」を標榜し「海洋プラスチックごみ対策アクション宣言」を表明している横須賀市が共に取り組むことで、スポーツの現場から新しい形での循環型社会の実現を目指し、取り組みが始まりました。
本事業は「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」の仕組みを活用して、粧美堂株式会社様からの寄附により実施されています。
(※)株式会社ピリカ実施「マイクロプラスチック等の流出実態調査 2020年度版」より抜粋

 

■粧美堂株式会社 代表取締役社長 寺田正秀様 コメント
この度は、サッカーグラウンドで使用されている人工芝のゴミから新たなスポーツ用品を生成する循環型社会推進施策への取り組みに寄与でき、大変光栄に思います。今回、収集された約70Kgの人工芝片が500個の「マーカーコーン」に生まれ変わり、横須賀市内の全小学校及び養護学校・ろう学校に寄贈いただくとお伺いしました。このような素晴らしい企画に参加できる機会をいただきました横須賀市様、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ様に感謝申し上げます。
この施策を通じて、横須賀市様、一般社団法人F・マリノススポーツクラブ様と良い関係を築きながら、当社の事業活動を通じ、引き続き地域への貢献および社会問題の解決にも取り組んでいく所存です。

■横須賀市 上地克明市長 コメント
F・マリノススポーツクラブの皆様、そしてピリカ様、この度は海洋プラスチックごみについて子ども達が学ぶ機会を作っていただき誠にありがとうございます。
また、企業版ふるさと納税によるご寄附をいただきました粧美堂様に対しましても、心から感謝申し上げます。
三方に海が広がっている本市において、海洋プラスチックごみを新たな視点からアプローチし、スポーツ現場等で再び活用できるマーカーコーンへアップサイクルする本事業は、ぜひとも一緒に取り組んでいきたい事業だと感じておりました。
この事業により、身近なものが海へ流出し、海洋プラスチックごみとなっている現状を、市民の皆様に知っていただく絶好の機会につながったと考えています。
今後もこうした事業を継続的に実施し、海洋都市横須賀として、きれいな海を守る施策を様々に展開していきたいと考えておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社ピリカ 代表取締役 小嶌不二夫様 コメント
人工芝の海洋流出という全国規模の社会問題解決のためのプロジェクトを、ついに形にできたことを大変嬉しく思っています。実現にあたっては、回収、運搬、再資源化、製品化、使用、啓発の各工程でさまざまな課題が発生しましたが、さまざまなパートナー様の支援のおかげで乗り越えることができました。関わった全ての皆様に心から感謝すると共に、この横須賀発の取り組みを全国、全世界へと広げていけるよう、今後も全力を尽くしたいと思います。

■一般社団法人F・マリノススポーツクラブ 代表理事 宮本功コメント
プロジェクト推進にあたって、ご寄附をいただいた粧美堂様、事業実施の場をいただいた横須賀市様に改めて感謝申し上げます。
そして、生成されたマーカーコーンを子供たちには是非たくさん使ってもらいたいと思っています。
今回、海洋プラごみ問題という大きな社会課題に対して、スポーツクラブ、サッカークラブならではのやり方での解決策を社会に提示することができたのではないかと思っています。「海洋プラスチックごみの削減」と「スポーツ環境の充実」この二つを同時に進めることは我々スポーツクラブならではの価値だと思っておりますので、今回形になった本事業をより発展できるよう今後も邁進していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

■「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」とは
全国の地方創生の取り組みをさらに加速化させるため、地方公共団体が行う地方創生のプロジェクトに対して、積極的な寄附を行えるよう、平成28年度税制改正で、創設された制度。国が「地域再生計画」として認定した事業に対して、法人が寄附を行った場合、通常の損金算入に加えて、法人住民税や法人事業税などを合わせて、寄附額の約9割の税が軽減される制度。
横須賀市では、「横須賀市まち・ひと・しごと創生推進事業」が地域再生計画に認定されており、人口減少、高齢化、地域経済の停滞、地域コミュニティの縮小・希薄化など、横須賀市の抱える課題の解決を図るための事業が寄附対象となっている。

(主な事業内容)
ア 市内経済の活性化を図り、雇用を創出する
イ 人口減少社会に対応した街づくりを進める
ウ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
エ 関係人口の創出や定住を促す魅力的な都市環境をつくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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